14369 ロシア大統領 五輪前に過激派に警戒感   古澤襄

ロシア南部で起きた路線バスを狙った自爆テロを受けて、プーチン大統領は、イスラム過激派がロシアの弱体化を狙っているとして、来年2月のソチオリンピックを前に過激派に対する警戒感を改めて示しました。
ロシアでは南部のボルゴグラードで21日、走行中の路線バスを狙った自爆テロで、6人が死亡、およそ30人がけがをし、捜査当局はイスラム過激派との関連を調べています。
プーチン大統領は22日、中部のバシコルトスタン共和国でイスラム教の指導者たちと会談し、この中で「イスラムの過激な潮流をロシアの弱体化に利用しようとしている政治勢力がある」と述べて、イスラム過激派に対する警戒感を改めて示しました。
21日の自爆テロで犯行声明などは出ていませんが、南部を拠点とするイスラム過激派は、来年2月に南部のソチで開かれる冬のオリンピックをあらゆる手段で阻止すると警告しています。
この日のプーチン大統領の発言は、今回の自爆テロについて直接言及したものではありませんが、ロシアではモスクワやソチに隣接する北カフカス地方などでイスラム過激派によるテロが繰り返されてきただけに、オリンピックを前に警戒を強めていることをうかがわせています。(NHK)>
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