■名護市長選、移設問題争点に-沖縄
<来年1月19日投開票される沖縄県名護市長選に、同市辺野古への米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設容認派が推す末松文信自民党県議(65)が24日、自身の後援会で出馬の意向を表明した。名護市長選には移設反対を掲げる現職の稲嶺進氏(68)が既に再選出馬を表明しており、移設問題が争点化するのは確実となった。
末松氏は名護市議会で辺野古移設を容認する野党会派から要請を受け、出馬を決断。同日の後援会会合後、記者団に「私としては出馬することを表明した」と明かした。ただ、移設問題への対応については「関係者と調整して、改めて申し上げたい」と明言を避けた。
末松氏は名護市企画部長や副市長を経て、昨年6月の県議選で初当選。末松氏が所属する自民党沖縄県連は普天間県外移設を主張しているが、県連幹部は24日、取材に対し「政策面でねじれが生じないよう、擦り合わせが必要だ」と述べ、選挙協力に前向きな姿勢を示した。
これに関し、自民党の石破茂幹事長は党本部で記者団に対し、「歓迎すべきことだ」とした上で、「末松氏の政策を見て党本部として対応を判断したい」と述べた。菅義偉官房長官も記者会見で「出馬表明を歓迎したい」と語った。(時事)>
杜父魚文庫
14396 普天間容認派が出馬表明 古澤襄

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