<【ベルリン=工藤武人】ドイツでは、メルケル首相の携帯電話が米国家安全保障局(NSA)に盗聴されていた疑惑に関し、機密保持に関する首相の問題意識の低さに批判の矛先が向けられる可能性も出ている。
独紙ウェルトによると、盗聴が疑われるのは、首相が2009年10月から今年7月まで使用していた携帯電話。首相が党首を務めるキリスト教民主同盟(CDU)支給の端末とみられ、機密保持機能が不十分と指摘されている。
一方、南ドイツ新聞は25日、盗聴活動が米国の在独大使館を拠点に行われていた可能性があると伝えた。同紙によると、大使館には、NSAなど米国の情報機関が海外での諜報(ちょうほう)活動を専門に行う要員と装備が配置され、監視対象リストに、首相の携帯電話の番号もあった。(読売)>
杜父魚文庫
14420 独首相の携帯、機密機能に問題?…米盗聴疑惑 古澤襄

コメント