14445 北が韓国のジャーナリストら18人を名指しで脅迫   古澤襄

北朝鮮の対南宣伝用ウェブサイト「わが民族同士」は28日、朝鮮日報、東亜日報、世界日報、KBS、MBC、SBSなどの韓国メディアに所属するジャーナリストや、韓国国内の北朝鮮研究者計18人を名指しし「第2次大戦後、先頭に立ってナチズムを唱道してきたアナウンサーや記者たちが、最初に審判台に立たされた事実を覚えておけ」などと脅迫した。
「わが民族同士」は「かいらい保守メディアのラッパ手や売文家らは心に刻み付けよ」と題する論評で「いわゆる記者、専門家、教授、博士の仮面をかぶった悪質極右分子らが、食事をするのと同じような感覚で、一貫してうそと虚偽により謀略物を作り続けている」とした上で、上記のように非難した。

論評はさらに「複数の保守メディアは北朝鮮に対し、『閉鎖国家』『並進路線の失敗』など虚偽に満ちた罵詈(ばり)雑言を浴びせている」「共和国の最高尊厳にまで批判を向ける天下妄動の愚かな行為でさえためらおうとしない」などと攻撃した。
北朝鮮は1997年6月、朝鮮日報が故・金正日(キム・ジョンイル)総書記を批判する社説を掲載したとして「新聞社を爆破する」と脅迫したことがあり、昨年6月には韓国の主要メディア本社の緯度・経度を公表した上で「無慈悲な聖戦」を誓った。また実際に北朝鮮は昨年、一部メディアの新聞制作用コンピューターシステムにサイバー攻撃を仕掛けてきた。(韓国・朝鮮日報)>
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました