■2012年大統領選でオバマ氏が
<[ワシントン 1日 ロイター]米ホワイトハウスのカーニー報道官は1日、2012年の大統領選で、オバマ大統領がバイデン副大統領の代わりに、当時国務長官を務めていたヒラリー・クリントン氏を起用することは一度も検討しなかったと明らかにした。
昨年の大統領選に関する新刊「ダブル・ダウン」(ジョン・ハイルマン、マーク・ハルペリン著、5日発売)は、オバマ大統領の側近がクリントン氏の起用を検討したものの、再選の確率が大きく改善することはないとの見方から見送られたと明らかにしている。
カーニー報道官はCNNに対し、「選挙戦ではすべてが試される」としたが、大統領は「そのことを検討したことは一度もない」と述べた。その上で「バイデン氏は2008年の大統領選以来、政権運営、選挙戦の両方において大統領の素晴らしいパートナーだ」とした。
2016年に実施される民主党の大統領候補争いでは、バイデン、クリントンの両氏が出馬を検討しているとされる。
バイデン氏は時に失態を演じる傾向があるものの、昨年末の「財政の崖」をめぐる共和党との財政協議でも瀬戸際の交渉妥結に大きく貢献するなど、多くの点で大統領の厚い信頼を得ている。8月にバイデン氏の地元を訪問した際には、2008年の大統領選で副大統領候補にバイデン氏を起用したことを、オバマ大統領は「最善の政治的決断だった」と述べている。(ロイター)>
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14491 副大統領候補にクリントン氏検討せず 古澤襄

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