<アメリカで機密情報を漏らした疑いで訴追されたCIA=中央情報局の元職員と面談したドイツの野党議員が記者会見し、元職員がメルケル首相に対する盗聴疑惑などについて証言する意向があると述べたことを明らかにしました。
ドイツの野党、緑の党のシュトレーベレ議員は、31日モスクワを訪問し、アメリカの情報機関の活動の実態を暴露してアメリカ政府に訴追されたスノーデン容疑者と3時間にわたって面談しました。シュトレーベレ議員は1日、ベルリンで記者会見し、スノーデン元職員が、メルケル首相の携帯電話の盗聴疑惑などについて証言するためドイツへの訪問を希望していると述べたことを明らかにしました。
また、元職員から預かったとする手紙を公開し、この中で元職員は、アメリカの情報収集活動に関する一連のメディアの報道が真実であることを証明したいとしたうえで「あなたの国で話をすることを楽しみにしている」などとつづっています。
シュトレーベレ議員は、1日、この手紙をドイツ政府や議会、それに検察当局に送ったいうことですが、ドイツ政府は以前から元職員の受け入れには難色を示しており、実際に訪問が実現するかどうかは不透明な状況です。(NHK)>
<[モスクワ 31日 ロイター]米当局による情報収集活動を暴露し、ロシアに一時亡命した米国家安全保障局(NSA)の元契約局員、エドワード・スノーデン容疑者(30)が、ロシアでウェブサイト関連の仕事を始めることが分かった。
スノーデン容疑者を支援する弁護士アナトリー・クチェレナ氏は国営ロシア通信(RIA)に対し、「(容疑者は)11月から勤務を開始する」とコメント。職務内容については「ロシアの大手サイトにサポートを提供する」と述べ、サイトの名前は明かさなかった。
ロシアは8月、スノーデン容疑者に一時亡命を認めた。期間は1年間で、1年ごとに更新することが可能。(ロイター)>
杜父魚文庫
14492 CIA元職員 独首相への盗聴疑惑で証言希望 古澤襄

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