■防衛省 中国に対するけん制材料にもなると
<防衛省は、日本とロシアの外務・防衛の閣僚協議で安全保障分野の協力の強化で合意したことは、海洋での活動を活発化させている中国に対するけん制材料にもなるとしており、着実な実施を通じて、防衛当局間の信頼関係を深めていきたいとしています。
日本とロシアの間で初めてとなる外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2+2が2日に東京で開かれ、テロや海賊に対処するため、海上自衛隊とロシア海軍が共同訓練を行うなど、安全保障分野の協力を強化していくことで合意しました。
海上自衛隊とロシア海軍は平成10年からほぼ毎年、日本やロシア極東沖の日本海で捜索救難訓練を行っており、防衛省は、訓練がテロや海賊への対処にも広がるのを受けて、今後、ロシア側と訓練内容などの調整を急ぐことにしています。
また、閣僚協議では、ソマリア沖で実際に海賊対策に当たっている艦船どうしでも共同で訓練を行うほか、定期的に閣僚どうしが相互訪問することでも一致しました。
防衛省は、安全保障分野でのロシアとの協力の強化は、沖縄県の尖閣諸島周辺で領海への侵入を繰り返すなど、海洋での活動を活発化させている中国に対するけん制材料にもなるとしており、着実な実施を通じて、防衛当局間の信頼関係を深めていきたいとしています。(NHK)>
杜父魚文庫
14501 日ロの安保協力 着実実施で信頼関係を 古澤襄

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