14678 米オバマ大統領、来年4月アジア歴訪   古澤襄

■訪日調整、重視戦略アピール
<【ワシントン時事】ライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)は20日、ワシントン市内で講演し、オバマ大統領が来年4月にアジアを訪れると明らかにした。10月に訪問を取りやめた東南アジアのほか日本も訪問先として検討されており、日米両政府は今後調整を加速させる。
大統領は10月、政府機関一部閉鎖の影響で、インドネシアで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合出席などを目的とした東南アジア4カ国歴訪を中止。政権の掲げるアジア重視戦略の本気度に疑問符が付いた。今回のアジア訪問は、この戦略が後退していないことをアピールするのが狙いだ。 
ライス氏は講演で「10月のアジア歴訪中止は残念だったが、地域とのつながりを強化し続けるため、オバマ大統領は来年4月にアジアを再訪する」と述べた。具体的な訪問先には触れなかった。
安倍晋三首相は9月にロシアで行われた日米首脳会談で大統領に訪日を招請し、大統領は調整を約束している。日本政府関係者は20日、「来年4月の訪日実現を強く期待している」と語った。
ライス氏はまた、米政府の戦略的重点をアジアに移す、リバランス(再均衡)はオバマ外交の「礎石」であり続けると明言。「ほかに注目すべき地域が幾つ現れようと、アジアへの関与は不断に深めていく」と語った。
ライス氏の発表について、国家安全保障会議(NSC)のヘイデン報道官は「訪問国を含め、現時点でこれ以上の詳細は明らかにできない」と説明した。(時事)>
     
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