14680 韓国与党議員が「核には核で対応」を   古澤襄

■与党議員、核武装の必要性を訴える
<韓国国防部(省に相当)の金寛鎮(キム・グァンジン)長官は20日の国会答弁で、北朝鮮の核開発について「外国との交渉における有利な立場と核保有国としての地位の確保、体制の維持、核をちらつかせることによる対南(韓国)交渉での主導権の掌握など、複数の目的がある」とした上で「ウランを利用して核兵器を製造できるレベルにあると評価している」と述べた。
金長官は朴槿恵(パク・クンヘ)政権が進めている「DMZ(非武装地帯)世界平和公園造成事業」と、かつて盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が進めていた「西海(黄海)南北共同漁労水域」について「どちらも南北の緊張緩和と平和的利用という側面では追求する方向性は同じだ」との見方を示した。
ただしその一方で「西海共同漁労水域に関しては、NLL(西海北方限界線)を中心として同じ面積にするというのがこちら(韓国)の主張だが、あちら(北朝鮮)はNLLを認めていないので、この点に問題がある」との見方を示した。
与党セヌリ党の鄭夢準(チョン・モンジュン)議員と元裕哲(ウォン・ユチョル)議員は政府に対する質疑で「核武装の必要性」を改めて訴えた。
鄭議員は「核兵器には核兵器で対抗しなければ、平和を維持することはできない。これはかつての冷戦により得られた教訓だ」「東北アジアにおける『核ドミノ』は北朝鮮が核兵器の開発を始めた瞬間、これを中国が座視することですでに始まっている」と指摘した。

元議員も「北朝鮮の核問題解決に向けた6カ国協議が最終的に水泡に帰した場合、根本的な解決策としてわが国の自衛という次元から、北朝鮮の核の恐怖に対抗する平和的な核を持つ以外にない」と主張した。(韓国・朝鮮日報)>
     
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