■中国・防空識別圏問題
<外務省の斎木事務次官は25日夕方、中国の程永華駐日大使を外務省に呼び、中国が尖閣諸島を含む上空に防空識別圏を設定したことに強く抗議し、撤回を求めたが、程大使は、応じない考えを示した。
この中で、斎木次官は、今回の中国側の対応は認められないと、厳重に抗議し、一切の措置を撤回するよう求めた。これに対して、程大使は「防空識別圏の設定は、少なからぬ国が取っている措置だ」と反論し、撤回には応じない姿勢を示した。
会談を終えた程大使は、「空域の性格を変えるものではなく、飛行の自由に影響するものではない。むしろ中国側としては、日本側の理にかなわない要求を撤回すべきだと思う」と述べる一方で、「不測の事態が起きないよう互いに注意し、措置を取らないといけない」と語り、日本側と意見交換を行う必要があるとの認識を示した。
一方、岸田外相は25日夕方、アメリカのケネディ駐日大使と電話で会談し、中国側に撤回を求めていることを説明したうえで、この問題で日米が緊密に連携していく考えで一致した。(フジニュース・ネットワーク)>
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14714 斎木外務次官、中国大使呼び抗議、撤回要求 古澤襄

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