■米専門家「鄧小平路線から政策転換」
<【大紀元日本11月27日】中国初の空母「遼寧」は26日午前、青島市の軍港を出港し、領有権問題のある南シナ海やその周辺海域で初の軍事訓練を実施する予定。
中国国内メディアによれば、ミサイル駆逐艦2隻、ミサイルフリゲート艦1隻が参加し、科学研究も実施するという。「遼寧」はこれまで青島付近で訓練を行っていたが、遠洋での初の本格的な訓練となる
海軍の幹部は「従来のスケジュールだ」としている。関係諸国は領有権問題のある南シナ海で強硬な姿勢を見せている中国政府に懸念を示している。
米トレド大学の冉伯恭名誉教授(政治学専門)は今回の軍事訓練について、米政府系ラジオ・フリーアジア(RFA)の取材で「中国包囲網を突破するためだ」と中国政府の狙いを指摘し、「習近平体制はすでに鄧小平氏の”穏健な外交方針”の外交戦略を転換した」と分析した。
中国政府は防空識別圏の設定を発表したばかりで、尖閣諸島付近を通過するかどうかが注目されている。
1989年の天安門事件後、鄧小平氏は「?光養晦」との穏健な外交方針を打ち出し、能力を隠して実力を蓄えるよう主張した。近年、経済の台頭により、この方針から離脱する動きがみられる。(大紀元)>
杜父魚文庫
14744 中国空母、南シナ海で軍事訓練 古澤襄

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