<天皇皇后両陛下は、去年、日本との国交樹立60周年を迎えたインドを公式訪問するため、30日、羽田空港を出発されました。
今回の訪問は、10年以上前からたびたび両陛下の訪問を要請してきたインド政府の招待を受けて実現したものです。
両陛下は、午前10時半すぎに羽田空港に到着し、貴賓室で皇族方や安倍総理大臣らとあいさつを交わされました。安倍総理大臣は「このたびの訪問は、わが国とインド国の友好親善のうえで、誠に有意義なものと存じます」とあいさつしました。
これに対して天皇陛下は、「私どもの訪問が国交樹立60周年を迎えた両国の相互理解と友好関係の更なる増進に資するよう願っております」と述べられました。
このあと両陛下は、皇太子ご夫妻ら見送りの人たちとあいさつを交わして政府専用機に乗り込み、羽田空港を出発されました。
両陛下は日本時間の30日夜、インドの首都ニューデリーに到着される予定です。
そして、来月4日までニューデリーに滞在して歓迎行事やムカジー大統領との会見に臨むほか、南部の都市チェンナイで伝統舞踊の学校を視察するなどして友好を深め、来月6日に帰国されます。
天皇のインド訪問は初めてで、両陛下にとっては結婚翌年の昭和35年以来53年ぶりの公式訪問になります。(NHK)>
■両陛下のインド訪問に森元首相も随行
政府は29日の閣議で、天皇、皇后両陛下が11月30日~12月6日の予定でインドを公式訪問される際、森元首相を首席随員として同行させる人事を閣議決定した。
菅官房長官は29日の記者会見で「森氏は首相としての実績、経験があり、両陛下のご負担などを考え、ふさわしいと考えた」と述べた。(読売)>
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14768 両陛下 インド公式訪問へ出発 古澤襄

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