14866 北朝鮮、張成沢氏の死刑執行   古沢襄

■朝鮮中央通信社KCNA
[13日 ロイター]朝鮮中央通信社(KCNA)によると、北朝鮮は、金正恩第1書記の叔父である張成沢・元国防委員会副委員長の特別軍事裁判を開き、張氏に反逆罪で死刑判決を下し、刑を即日執行した。
KCNAによると、張成沢氏と好ましくない勢力は派閥を形成し、国家を転覆させようとした罪を犯した。
北朝鮮は今週、張成沢氏を「犯罪行為」のため全役職から解任していた。
労働党機関誌の労働新聞は13日、手錠をかけられた張成沢氏が制服を着た護衛に付き添われている裁判の様子の写真を掲載した。(ロイター)
■北朝鮮ナンバー2「張成沢」処刑!軍事裁判の死刑判決受け即日執行
北朝鮮の朝鮮中央通信は、12日(2013年12月)に開かれた特別軍事裁判で、金正恩第1書記の後見人とされナンバー2だった張成沢(チョンソンテク)前国防委員会副委員長に死刑判決が下され、即日執行されたと報じた。判決では「労働党と国家主導で社会主義制度を転覆する反革命分子である」と断罪している。
■動揺広がるの恐れて急いで「抹殺」
北朝鮮が張の全職務を解任し党から除名したと発表したのは、9日の月曜日だった。それからわずか3日後に死刑判決、即日執行という異常さだ。金正恩にとって父・金正日総書記の実妹で叔母の金敬姫書記の夫に当たる。対立があったにせよ、更迭ではなくただちに処刑したのは、同調者が多くいるとみているからだろう。
■何が起こるのか
司会の加藤浩次「新しい体制を作ろうとしているが、その体制が何をしようとしているか。そこが分からないですね」
菊池幸夫(弁護士)「これをやらないと金正恩の権力が高まれないという情勢があるのでしょうね。その意味で、これからも核開発のような力に頼るところが続くのではないか」
今後は党出身の崔竜海軍総政治局長が金正恩体制を支える中心として浮上するとみられ、出過ぎれば身内でも死刑をもって排除する状況のなかで、若い指導者の独裁権力が強まるのは必至だ。(JーCASTニュース)
杜父魚文庫

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