■国際会議で中国を中傷したと批判
中国にとって国際会議の場で空と海から外洋進出を強引に押し進める覇道を批判されるのは痛いのであろう。東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議の場で安倍首相が「公海上空の飛行の自由への不当な侵害」だと批判し、中国に防空識別圏の撤回を求めたことに、中国外交部は”中傷”と反発「何ら非難されるべきものではない」と主張した。
<安倍晋三首相が日本・東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議の期間中、「中国が一方的に東シナ海の現状を変えた」と非難したことについて、中国外交部の洪磊報道官は14日、「安倍首相がわが国を国際会議の場で中傷したことについて強い不満を表す」と述べた。中国新聞社が報じた。
安倍首相は特別首脳会議で、中国が東シナ海上空に防空識別圏を設置したことは「公海上空の飛行の自由への不当な侵害」だと批判し、中国に防空識別圏の撤回を求めた。
中国外交部の洪磊報道官は、「日本の首相が国際会議の場において、悪意を持って中国を中傷したことに強い不満を覚える。釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)はわが国固有の領土であり、日本の釣魚島に対する窃取と占領は不法かつ無効だ」と主張した。
さらに、「釣魚島問題の現状を一方的に変えようとしたのはほかならぬ日本だ。わが国が必要な措置を講じ、自国の領土と主権を守ることは正当な行為であり、何ら非難されるべきものではない」と述べた。(サーチナニュース )>
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