15283 上海の医師が鳥インフルで死亡   古沢襄

■中国で感染相次ぎ ヒトからヒトへの懸念
<【大紀元日本1月21日】中国政府系メディアはこのほど、鳥インフルエンザウイルス「H7N9型」の新たな感染事例を相次ぎ報道した。上海市で2人の死亡が明らかになり、そのうちの1人は医師だという。
今年に入ってから、中国の南部地方ですでに、55人がH7N9型ウイルスに感染し、少なくとも11人が死亡している。
上海市の2人の死亡は同市衛生当局が20日に明らかにしたもので、うち1人は外科医(31)。同医師が勤務する浦東人民病院では最近、呼吸器科の患者は増えているものの、H7N9型ウイルスの感染例は出ていないという。医師の感染原因が特定できず、ヒトからヒトへの感染に対する不安が広がっている。もう一人の死亡者は77歳の男性。
同市では今年、7人の感染が報告されている。
ロイター通信によると、感染の拡大を防ぐため、上海市当局は、1月末から家畜卸売市場を3カ月間閉鎖することを決定した。
専門家は、今月末から始まる旧正月の帰省・観光ラッシュにより、ウイルスの拡散はいっそう加速化すると懸念している。
中国科学研究院の最新の研究結果によると、H7N9型ウイルスは4カ所の重要なアミノ酸変異を起こしており、ヒトの呼吸器細胞との結合が可能となった。そのため、ヒトへの感染の可能性が高まった。(大紀元)>
■中国で鳥インフル感染が急拡大、旧正月の移動前に懸念高まる
<[ロンドン 20日 ロイター]世界保健機関(WHO)は20日、中国での「H7N9型」鳥インフルエンザ感染について、16日以降に同機関に報告された感染者数が23人に達したと発表した。
WHOによると、H7N9型は昨年3月に確認されて以来、中国、台湾、香港で少なくとも199人が感染し、このうち52人が死亡した。ここ数日間で感染が急速に拡大していることが明らかになった。
新たな感染者は複数の省で確認され、このうち1人は死亡した。WHOは感染源については調査中だとする一方、人から人への感染を示す証拠はないとしている。
春節(旧正月)を今月31日に控えた中国では、多くの人が国内を移動することが予想され、感染拡大の懸念が高まっている。WHOは衛生状態や食品の取り扱いに注意するよう呼びかけている。(ロイター)>
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