■投資家らが北京市警分局に抗議 中国金融の闇「シャドーバンキング」の倒産が目立ち始めた
北京の投資販売会社で、理財商品を10-13%という高利を謳って投資家に販売してきた「北京ロールイン」という会社が経営危機に陥った。およそ170億円の理財商品の金利どころか、元金も返せなくなった。
「北京ロールイン」は胴元が平安保険、工業銀行、民生銀行、中国建設銀行などと言われ、投資家の間には安心感があったという。
1月20日、被害を受けた投資家ら数十人が北京市警まえに集まり、口々に「金返せ」「あのカネは血と汗の結晶だ」「元金は保証されているというので安心したら、詐欺だった」などと訴えた。
すでに昨秋来、理財商品を売った販売会社の倒産が始まっているが、首都北京での抗議は初めて。
北京メリルリンチのアナリストは「ことし1170億元(2兆円強)のシャドーバンキングの返済があるので、このような倒産ケースは今後加速度的に増えていくだろう」と予測している。(ウォールストリートジャーナル、1月21日。アジア英語版)
(読者の声) ニュースに依れば、和歌山県の仁坂吉伸知事がキャロライン・ケネディ駐日米大使を批判しています。
彼女がツイッターで「イルカの追い込み漁の非人道性」を訴えたことに対し、「われわれは牛や豚の命を奪って生きている。イルカだけ残虐だとするのは違うのではないか」と反論したそうですが、これは正論です。
仁坂知事は「日米で食文化は違う。世界的に資源がなくなるのでなければ、相手の立場を認め合うのが文明の知恵だ」としています。ケネディ大使、ちょっと知恵が足りないか、勉強不足か、やや傲慢ですね。(HI生、大阪府)
(宮崎正弘のコメント)先の首相靖国参拝に「失望した」発言といい、今回の書き込み事件といい、外交センスが欠如。名家ご令嬢という生来の傲慢さがめだちますね。
杜父魚文庫
15292 「騙された」「カネ返せ」と訴え 宮崎正弘

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