15313 米、北へ核攻撃を検討…68年の米情報艦拿捕で   古沢襄

<【ワシントン=白川義和】米海軍情報収集艦プエブロ号が1968年1月、北朝鮮に拿捕だほされた事件で、当時の米ジョンソン政権が北朝鮮への核攻撃や海上封鎖を検討していたことが米政府の機密解除文書で明らかになった。
米ジョージ・ワシントン大の国家安全保障公文書館が文書を入手し、23日発表した。
68年5月の米軍文書によると、北朝鮮によるプエブロ号乗員の勾留が続いて緊張が高まるなか、米太平洋軍司令官が有事計画の選択肢として、〈1〉B52爆撃機などによる北朝鮮空軍兵力の壊滅作戦〈2〉戦闘機やロケット砲による北朝鮮軍への核爆弾攻撃――を提起した。
また、別の文書では、米地上部隊による北朝鮮侵攻や、プエブロ号が拿捕されていた元山港周辺での機雷による海上封鎖も検討課題に挙げられた。
ジョンソン大統領は結局、韓国周辺に米海空兵力を集め、北朝鮮をけん制しながら、外交交渉を行う道を選んだ。交渉は68年12月に妥結し、乗員は解放された。(読売)>
杜父魚文庫

コメント

  1. MOMO より:

    今頃こんな話が出てくるのは、北に対する脅しなのでしょう。オバマさんも手詰まりになっているのでしょうか。日本もアメリカの状況を注意して自国の安全を構築していく時期でしょう。

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