15322 都知事選:序盤情勢 舛添氏が先行 毎日調査   古沢襄

■追う細川、宇都宮氏 「原発」争点は三位
<2月9日投開票の東京都知事選について、毎日新聞は23、24の両日、都内の有権者を対象に電話による世論調査を実施し、取材結果も加えて序盤情勢を分析した。元厚生労働相の舛添要一氏(65)が先行し、元首相の細川護熙(もりひろ)氏(76)、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(67)が追う展開。
元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(65)も支持拡大を図っている。ただ4割以上が投票先を決めておらず、今後情勢が変わる可能性がある。
 ◇「争点」原発は3位
舛添氏は高い知名度で幅広い年代から支持を集め、特に50代以上で強さを見せる。支援する自民、公明の支持層で人気が高く、維新支持層にも浸透している。
細川氏は23区の下町地域で支持が広がっており、投票しようと考えている有権者の支持政党は民主、みんな、結いの党など幅広い。宇都宮氏は20代の支持が比較的高く、共産支持層を固めている。田母神氏は自民支持層の一部で支持がある。
無党派層は投票先を決めていない有権者が多いが、候補者の名前を挙げた中では舛添、宇都宮、細川氏に支持が割れた。
最大の争点については「少子高齢化や福祉」を挙げた有権者が全体の26・8%でトップ、「景気と雇用」が23・0%と続き、主要候補の主張が対立している「原発・エネルギー問題」は3番目の18・5%だった。
また、少子高齢化や福祉が争点とする有権者の4割以上は舛添氏に投票すると回答。約2割の宇都宮氏、約1割の細川氏と大きな差が付いた。
景気と雇用を選んだ層も舛添氏の人気が高い。一方、最大の争点に原発を挙げた人は5割近くが細川氏に投票するとし、1割台の舛添氏、宇都宮氏を引き離した。都知事選への関心は「大いにある」「ある程度ある」を合わせて92・9%だった。(毎日)>
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