15343 鳥インフル死者一挙11人増   古沢襄

■実際はさらに多い可能性-中国浙江省
<【上海時事】中国国営新華社通信のニュースサイト、新華網が27日、浙江省衛生当局の情報として伝えたところによると、今年に入ってからの同省のH7N9型鳥インフルエンザの死者は12人に達した。これまで、浙江省は1人の死者しか発表していなかった。
この結果、2014年の中国本土の死者は12人から一挙に23人になったが、さらに死者や感染者が発表されずにいる可能性がある。
新華網はまた、限定的な人から人への感染が起きていると報じた。これまでH7N9型は人から人への持続的な感染はないとされてきた。
中国政府は昨年11月から、H7N9型について、各省衛生当局が個別ケースごとに明らかにせず、各月中旬、前月分を発表する方式に変更した。それにもかかわらず、個別ケースで発表されているが、全てを網羅していない可能性があった。
また各省の発表では、感染者の多数が「重体」とされたが、その後の経過は明らかにされないことが多かった。
浙江省の衛生当局は27日正午までのデータとして、今年の感染者は49人で、うち12人が死亡し、1人が退院、36人が入院中と明らかにした。(時事)>
■鳥インフルエンザ:韓国で拡大 渡り鳥媒介、日本へ飛び火懸念
<【ソウル澤田克己】極めて毒性の強い高病原性鳥インフルエンザ(H5N8型)が、韓国で急速に拡大している。ウイルスは首都圏から南西部・全羅南道まで朝鮮半島西岸各地で検出されている。
渡り鳥が媒介している可能性があり、日本へ飛び火する恐れもある。
南西部・全羅北道のアヒル農場で16日、感染の疑いが最初に報告された。17日には農場近くの貯水池で渡り鳥のカモが大量死しているのが見つかり、どちらもH5N8への感染が確認された。
感染はその後、全羅南道や忠清南道の農場にも広がり、26日には首都圏である京畿道の湖で採取された野鳥のフンからもウイルスを検出。26日までに、43農場のアヒルとニワトリ計約64万羽が殺処分された。
日本の農林水産省によると、シベリアからの渡り鳥は朝鮮半島を経由して日本に来ることが多い。韓国で鳥インフルエンザが流行した後に日本で発生したことがあり、日本政府は警戒を強めている。
H5N8は、2000年代に世界的流行が始まったH5N1とは別のタイプ。中国で人への感染が報告されているH7N9とも異なる。鳥インフルエンザは通常、人には感染しないが、病気の鳥と濃厚な接触を持った場合などには感染することがある。(毎日)>
杜父魚文庫

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