■「外国軍機」追跡
<【北京=川越一】中国人民解放軍機関紙、解放軍報は1日付で、春節(旧正月)の1月31日、中国空軍機が東シナ海の空域に緊急発進(スクランブル)をかけ、「外国軍機」を追跡したと報じた。
同紙によると、31日午前9時35分(日本時間同10時35分)、東海艦隊のある作戦室に「ある空域に不明な目標が出現した」と連絡が入り、2機が緊急発進した。「最高速度」で目標空域に向かい、対象機を追跡。午後0時23分に「首尾よく任務をやり遂げ、順調に帰還した」という。
対象機の国籍は不明。発進した空港についても、上海や江蘇、浙江、福建省などを指す「東南沿海」と曖昧な表現を用いている。出動した空域が、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏内かどうかも明らかにされていない。
浙江省寧波発で報じられたルポ調の記事は、「士官と兵士は警戒を解かず、祝日期間中も戦闘準備を継続する」と強調。春節の大型連休中も、中国軍が警戒態勢を維持していると、国民にアピールする狙いがあるとみられる。
中国空軍は1月23日に防空圏に入った外国軍用機に、空軍機による音声警告を行ったと発表している。(産経)>
杜父魚文庫
15376 中国空軍機、東シナ海空域にスクランブル? 古沢襄

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