15382 北風が吹きまくれば日本はますます身を固める   古沢襄

<リベラル支持者のエズラ・ボーゲル米ハーバード大名誉教授は、TBSなど日本のメデイアで重宝がられた時期があったが、最近はトンとご無沙汰。
ソウルから黒田勝弘さんが久しぶりにボーゲル節を伝えてくれた。逆説になるかもしれないが、いま一番必要なのはボーゲル氏の常識論なのであろう。
中国と韓国はしゃかりきになって”軍国主義化する日本”と反日ムードを煽れば、日本人は警戒して防御的にならざるを得ない。日本の左翼勢力やメデイアが”極右安倍政権”と攻撃すれば右傾勢力が勢いづく。子供でも分かる力学の法則ではないか。
平成のイソップ物語ではないが、北風が吹きまくれば日本という旅人は、ますます身を固める。南風を吹かせれば外套(軍備)を脱ぎ汗をぬぐうであろう。
フランスに留学した朴槿恵がイソップ物語を知らぬ筈はない。それが反日中国に荷担して靖国神社参拝問題などで反日合唱をしている。日本の右傾勢力に塩を送っているようなものではないか。
ボーゲル氏は「日本は韓国や中国で考えられているような軍事大国化を熱望している国ではない。そうした誤解や異見を解決するためにも首脳同士が会うべきだ」と提言している。
「韓国は日本に支配されたため復讐(ふくしゅう)心があり、繰り返し謝罪を求めるが、そのため日本はより右翼的になりうる。韓中の態度を見て日本は防御的になっているのであり、中国に対しては軍事的に備えざるをえないのだ」というのは、正論であり、常識論なのだ。>
杜父魚文庫

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