■ロシアから工作員とみなされる?
<【ワシントン=小雲規生】米国のマクフォール駐ロシア大使は4日、自身のブログで、ソチ冬季五輪終了後に辞任すると発表した。家族と過ごすためにカリフォルニア州に戻るとしており、スタンフォード大学に復帰する予定という。
マクフォール氏は2012年1月に大使に就任。最近は、人権問題や米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者のロシア亡命などをめぐり悪化した米露関係の修復に努めていた。
マクフォール氏はロシアを専門とする政治学者として知られ、オバマ政権では米国家安全保障会議(NSC)ロシア・ユーラシア上級部長として、メドベージェフ前大統領時代のロシアとの関係改善を進める「リセット」外交を主導した。
しかし、12年5月に就任したプーチン大統領は、マクフォール氏が過去にロシアの民主化に関する論文を多数発表していたことから、同氏を「工作員とみなしていた」(米紙ワシントン・ポスト)という。(産経)>
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15413 駐ロ米大使が辞任表明 米露関係修復に行き詰まり 古沢襄

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