15454 細川さん「時間足りなかった」  古沢襄

■小泉氏姿見せず
東京都知事選は予測通り自民、公明が推す元厚生労働相の舛添要一氏(65)が、前日弁連会長の宇都宮健児氏(67)、元首相の細川護熙氏(76)らを大差で退けて勝った。
東京は前夜から大雪に見舞われ、投票率は46・14%。過去三番目の低投票率で、50%を割ったのは二〇〇三年の44・94%以来。
大雪の影響もあろうが、有権者の関心は高まらなかった選挙だったといえる。安倍政権の中間評価として注目された選挙だったが、舛添氏の大勝によって安倍政権の安定度が示される結果となった。
<「力及ばず、残念な結果になった。出馬への時間が足りなかったために『脱原発』が争点として取り上げられなかった」
9日午後8時半頃、東京都千代田区平河町にある事務所に現れた元首相の細川護熙さん(76)が敗戦の弁を語ると、詰めかけた100人近くの支援者の中には涙ぐむ人もいた。
「みんなで節電」と緑色の文字で書かれたポスターが貼られた事務所で、黒っぽいスーツにえんじ色のネクタイを締め、マイクを握った細川さんは冒頭、「熱心に応援して下さった皆様のご期待に沿えず、申し訳ない」と支援者におわびの言葉を述べた。
一緒に何度も街頭演説に立った小泉元首相は事務所に姿を見せず、細川さんは「これからも『原発ゼロ』の国造り目指して、微力ですが努力を続けてまいります」などとする小泉元首相のファクスを掲げる場面もあった。(読売)>
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