<(CNN) インドネシアのジャワ島で火山が噴火し、6万6000人が避難している。国営アンタラ通信が13日に伝えた。
噴火したのはジャワ島東部にあるケルート火山で、10日前から火山活動が活発化していた。政府は噴火警報を最大レベルに引き上げ、火山から半径10キロ以内の住民に避難命令を出した。
現場からの写真には、ケルート火山から大きな黒い噴煙が立ち上り、周辺地域に火山灰が降り注ぐ様子が写っている。
住民の避難誘導のために軍も出動し、6万6000人を付近の避難所に誘導している。
ケルート火山の前回の噴火は2007年。1990年の噴火では30人以上が死亡、数百人の負傷者を出している。(CNN)>
<【ジャカルタ/インドネシア 2月14日 AFP】インドネシア・ジャワ(Java)島東部クディリ(Kediri)にあるケルート山(Mount Kelud、1731メートル)が大噴火し、14日、約20万人に避難命令が出された。熱された火山灰や火山弾が火口から半径15キロの範囲に降り注いでいる。
ケルート山の噴火警戒レベルは噴火が始まるわずか数時間前の13日夜に引き上げられていた。テレビでは、降り注ぐ火山灰や火山弾の中を車やバイクで必死に避難する近隣の村々の住民の姿を放映した。
インドネシア防災当局は、ケルート山から半径10キロ以内にある36か村の約20万人に避難命令を出した。
ケルート山は人口の密集したジャワ島でも最も危険な火山の1つとされている。1500年以降の記録では1万5000人以上が同山の噴火で死亡しており、特に1568年の大噴火では約1万人が命を落としたという。
環太平洋火山帯(Ring of Fire)に位置するインドネシアには130の活火山があり、今月初めにもスマトラ(Sumatra)島西部にあるシナブン山(Mount Sinabung)の噴火で少なくとも16人が死亡している。(AFP)>
杜父魚文庫
15497 ジャワ島で火山噴火、20万人に避難命令 古沢襄

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