15558 安倍首相、衛藤発言は個人見解と強調   古沢襄

<[東京 20日 ロイター]安倍晋三首相は20日の衆議院予算委員会で、靖国神社参拝に対する米国の反応を衛藤誠一首相補佐官が批判したことについて、政府の見解ではないと強調した。
安倍首相は「参議院議員・衛藤晟一として発言した」と答弁。首相補佐官としてではなく、衛藤氏の個人的な意見と説明した。
衛藤氏は動画サイト「ユーチューブ」に投稿した映像の中で、安倍首相の靖国参拝後に米国が「失望した」との声明を出したことに言及。「米国は同盟関係にある日本をなぜ大事にしないのか」、「むしろわれわれのほうが失望だ」などと語った。衛藤氏はその後、発言を取り消し、動画も削除された。
一方、本田悦朗内閣官房参与は米紙ウォールストリートジャーナルとのインタビューで首相の靖国参拝に触れ、同紙の19日付記事(電子版)によると、「(安倍首相の)勇気に感謝する」、「参拝は不可避だった」などと語った。また、中国に対峙できる軍事力を構築できるよう日本は強い経済が必要、とも述べたという。
これに対し菅義偉官房長官は20日午前の会見で、本田氏から長官秘書に「発言の趣旨を違えて報じられており、まったく真意が伝わっていない」と連絡があったことを明らかにした。(ロイター)>
杜父魚文庫
  

コメント

タイトルとURLをコピーしました