■ロシア帰属求める動きが
<事実上、政権が崩壊したウクライナで、新たな不安定要因です。南部のクリミア半島では、ロシア系の住民が過半数を占めていて、最大都市のセバストポリには、ロシア海軍の基地もあります。親ロシアと親EU=ヨーロッパ連合の駆け引きが続くなか、このクリミア半島が新たな火種になる可能性もあります。
クリミア半島では、ロシアへの帰属を求める動きが活発化していて、セバストポリなど主要都市ではロシア支持派の住民らが集まり、今回の政変はクーデターだと非難しました。
ロシア支持派の住民:「私たちはロシア連邦に加わりたい。私たち家族は皆、そう思っている」
モスクワ放送によりますと、ロシア下院の有力議員が「ロシアはクリミア住民をどのようにして守るかを模索することになる」と述べ、ロシア支持派の住民と連携して行動する考えを表明しました。
一方、そのクリミア半島近辺には、政変で大統領の職を追われたヤヌコビッチ氏が潜伏している可能性が高いとみられています。AP通信などは、ヤヌコビッチ氏に同行していたとされる側近が24日に銃撃されて負傷したとも伝えています。(テレビ朝日)>
杜父魚文庫
15619 クリミア半島新たな火種 古沢襄

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