15647 安保理、住民投票「無効」とする決議案否決   古澤襄

■国連でロシアが拒否権行使
<ウクライナ南部のクリミア自治共和国では、16日、ロシアへの編入の是非を問う住民投票が行われる。一方、国連の安全保障理事会は15日、住民投票を「無効」とする決議案を採決したが、常任理事国のロシアが拒否権を行使して、決議案は否決された。
決議案は、アメリカが作成したもので、クリミア自治共和国で行われる住民投票について、「ウクライナ政府が認めておらず、効力を持たない」として、クリミアの地位の変更を承認しないよう、各国や国際機関に求める内容だったが、ロシアが拒否権を行使し、決議案は否決された。
アメリカのパワー国連大使は「ロシアは、真実を拒否する権利は持っていない」と述べた。
拒否権の行使は想定されていたが、欧米の理事国は、採決を行うことで、ロシアの孤立を印象づける狙いがあった。(フジニュース・ネットワーク)>
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