■マレーシア紙 当局が五空港情報を手がかりに特定化急ぐ
<【大紀元日本3月19日】マレーシア紙Berita Harianの最新情報では、マレーシア当局が機長宅から押収したフライト・シミュレーター(模擬操縦訓練装置)を調査したところ、インド洋の近くにある五つの空港の滑走路情報が見つかり、不明機の所在を特定する重要な発見であるとしている。
ニューヨーク・タイムズは米政府高官の話を引用し、消息不明のマレーシア航空370便が北京に向かう途中、突然進路を西に変更できたのは、同機のコンピューターシステムを通じて実現できたと報じた。この変更を設定できる者は、当時操縦室にいた熟練操縦者である可能性が高いという。
ロイターの報道によると、マレーシア政府調査担当者は機長か副機長かが、旅客機をハイジャックし自爆攻撃を企んだと疑っているという。現在、 世界26カ国の捜索隊が史上最大の規模で、北はカスピ海から、南はインド洋まで広範囲で不明機の所在を捜査し続けている。
国連のデュジャリック報道官は17日の定例記者会見で、核実験全面禁止条約機構の確認結果によると、陸上でも水上でも、爆発や飛行機墜落事故は観測されていないと述べた。同機構の国際観測システムは核爆発を監視する目的で設計されたが、航空機の爆発や地表や水面への影響も監視できると同氏は紹介した。(大紀元)>
■不明マレーシア機、捜索に米FBIが協力
<クアラルンプール(CNN) マレーシアの運輸当局は19日、行方不明になっているマレーシア航空機の機長の自宅から押収したフライトシミュレーターを調べた結果、一部のデータが消去されていたことが分かったと発表した。
シミュレーターでは過去のシミュレーションのデータを保存しておいて再生することが可能。しかし運輸当局は、消去されていたデータの内容や、消去したと思われる人物については明らかにしていない。
当局は消去されたデータの復旧を試みており、司法関係者によれば、米連邦捜査局(FBI)などの専門家が機長のシミュレーターのハードディスクドライブ(HDD)のほか、副操縦士のコンピュータのHDDを調べているという。
オバマ米大統領は19日に米ダラスで行った演説で、同機の捜索を「最優先課題」と位置付け、全力を挙げて捜索に協力する姿勢を示した。
同機が8日に消息を絶ってから既に12日が過ぎ、捜索は約770万平方キロと、米国の国土にほぼ匹敵する広大な範囲に及んでいる。
米政府当局者は、この範囲のうちインド洋の南の海域は可能性が最も高いと指摘。しかしこの海域は船舶の航路からも商用機のルートからも外れており、島はなく、漁船もほとんどいないことから、捜索はまだ何週間も続く可能性があると予想している。(CNN)>
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