15693 ワシントンに流れた「涙そうそう」    古森義久

<ワシントンではそろそろ桜祭りの開幕です。
それにあわせて日本から歌手の夏川りみさんが来訪して、今夕、3月20日の午後6時からケネディセンターでコンサートを開きました。
無料の催しだったせいもあるのか、びっくりするほどの聴衆が集まりました。いや、というよりやはり彼女の歌の魅力のためでしょう。
とにかく数百人としかいえない集まり方で、用意されたイス席はいっぱい、背後の空間にびっしり立ち、階段も座った人たちで満員でした。
私がこのようなテーマをブログに書くことは奇異と思われるかもしれません。しかしワシントンの春を告げるにはふさわしいニュースだと思いました。
それになによりも、私自身が夏川りみさんの歌が大好きだからでしょう。だからわざわざ出かけました。
コンサートはちょうど一時間ほど、夏川さんは10曲ほど同行したバンドの演奏で沖縄関連の歌を唄ってくれました。
会場の聴衆はアメリカ人が多いですが、いかにも沖縄出身らしい日本女性たちも多数きていました。沖縄、石垣島などの歌が盛り上がると、踊り出す人たちも出てきて、
よい雰囲気となりました。圧巻はもちろん「涙そうそう」でした。
「古いアルバム、めくリーーー」というメロディと歌がポトマック河畔に流れる情景はワシントンの春の桜祭りオープンに、いかにもふさわしい模様となりました。
杜父魚文庫

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