■北朝鮮はノドン200基を実戦配備
北朝鮮は五年ぶりに中距離弾道ミサイル「ノドン}を日本海に向けて発射した。射程1500キロの「ノドン」は日本全土に達する対日ミサイル兵器。ハーグでの日米韓三首脳会談に合わせて発射した対日威嚇であるとみていい。
核弾頭の搭載が可能な「ノドン」は韓国向けのミサイルではない。韓国に対しては射程が短い「スカッド・ミサイル」を装備している。米国に対しては長距離弾道ミサイル「テポドン」を開発し、実戦配備したとみられる。
韓国の聯合ニュースは日本の米軍基地をターゲットにしていると断定するが、米軍基地のみならず日本の自衛隊基地、大都市や原発施設も標的にしていることを忘れてはならない。
<北朝鮮が26日未明、「ノドン」と見られる中距離弾道ミサイル2発を発射しました。日本政府の対応ですが、午前7時前、総理官邸に菅官房長官らが入り、協議しました。
「情報収集、分析を徹底することと、関係諸国と連携しながら対応するように、航空機と船舶の安全に万全を尽くすよう指示しました」(菅義偉官房長官)
日本政府の発表によりますと、北朝鮮は26日午前2時半頃ピョンヤンの北方およそ50キロにある朝鮮半島の西岸から東方、東の方向に向けて弾道ミサイル2発を発射したもようで、ミサイルは600キロ以上飛翔し、朝鮮半島の東およそ500キロの日本海上に落下したと推定されるということです。
日本政府は北京の大使館を通じて、北朝鮮側に厳重に抗議しました。(毎日放送)>
<【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は26日未明、平壌の北方から東海に向け弾道ミサイル2発を発射した。
韓国軍の合同参謀本部によると、ミサイルは中西部の平安南道一帯から東海に午前2時35分と同45分にそれぞれ1発ずつ発射された。発射体は650キロを飛行しており、中距離弾道ミサイル「ノドン」とみられる。
北朝鮮が「ノドン」を発射したのは約5年ぶりで、06年7月と09年7月に続き3回目。同ミサイルは核弾頭の搭載が可能で、射程1200キロメートル。日本の米軍基地をターゲットにするものとして知られている。
韓国軍はさらなる発射可能性に備え、監視態勢を強化している。
北朝鮮は先月から短距離ミサイルなどを相次いで発射するなど、挑発を続けている。来月中旬まで行われる韓米合同の野外機動訓練「フォールイーグル」をけん制する意図があるとみられる。(聯合)>
杜父魚文庫
15720 ノドン・ミサイル発射は対日威嚇か 古澤襄

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