15734 シュレジンジャー氏が死去 元米国防長官   古澤襄

■日本との核政策で提言 ニクソン、カーター政権下で活躍
<1970年代に米国防長官や中央情報局(CIA)長官などを歴任、日米2国間の核協議を提唱するなど米核政策への発言を続けたジェームズ・シュレジンジャー氏が27日、肺炎の合併症のため東部ボルティモアの病院で死去した。85歳。ワシントン・ポスト紙(電子版)が伝えた。
ニューヨーク生まれ。ハーバード大で経済学の博士号を取得、ニクソン共和党政権下でホワイトハウス入りした。73年に43歳の若さでCIA長官に抜てきされた後、73~75年に国防長官、カーター民主党政権下でも77~79年に初代エネルギー長官を務めた。
晩年も安全保障に関する提言を続け、2009年には中期的な核戦略を検討する米議会の諮問機関「戦略態勢委員会」の中心メンバーとして、米国の「核の傘」の下にある日本と核政策をより緊密に協議すべきだと提唱。両国の外務・防衛当局が10年から定期化した「日米拡大抑止協議」につながった。(産経)>
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