■北は核と同時実験? 韓国紙
【ソウル=名村隆寛】韓国国防省は4日、北朝鮮のほぼ全域を射程に収める新型弾道ミサイル(射程500キロ)の発射実験を3月末に実施し、成功したことを明らかにした。最近、中距離弾道ミサイルなどを発射し挑発を続ける北朝鮮を牽制(けんせい)する狙いがある。
報道によると、新型弾道ミサイルは中西部・泰安(テアン)から黄海に向けて発射されたという。来年にも実戦配備の計画とされる。米韓両国は2012年、韓国が保有可能な弾道ミサイルの射程制限について、従来の300キロから800キロに延長することで合意していた。
一方、韓国紙、東亜日報は同日、北朝鮮が核実験と長距離弾道ミサイルの発射の準備を同時に進めていると報じた。韓国軍高官筋の話として伝えた。ただ国防省報道官は「北朝鮮が核実験や長距離ミサイル発射を準備している兆候はない」との見方を示している。
同紙によると、北朝鮮では3月末から、咸鏡北道・豊渓里(プンゲリ)の核実験場と平安北道・東倉里(トンチャンリ)のミサイル発射基地で、核実験やミサイル発射に関連するとみられる物資搬入や人員の動きが、継続的に確認されているという。
米韓当局は、今月中に北朝鮮が核実験と長距離ミサイル発射の準備を終える可能性が高いとみて、情報衛星などで2つの地域を集中的に監視中だという。
また同紙は、北朝鮮が半潜水艇を使い、再度の韓国艦艇撃沈の準備を進めているとも伝えた。(産経)>
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15788 韓国が北射程のミサイル実験成功 古澤襄

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