15834 「ロシアが仕掛けた戦争」=右翼過激武装集団   古澤襄

■徹底排除を-過激政党幹部・ウクライナ西部
【リビウ(ウクライナ西部)時事】ウクライナ西部に基盤を持つ過激政党「右派セクター」のリビウ地域責任者、アルテム・ルツァク氏は23日、インタビューに応じた。東部の親ロシア派武装勢力による行政庁舎占拠は「ロシアが仕掛けた戦争」と明言。「武力を使ってでもテロリストを撃退すべきだ」と断固とした対応を訴えた。
ルツァク氏は「東部かく乱でウクライナの政治を不安定化させ、領土をできる限り拡大することがロシアの狙い」と説明。混乱を利用し「ウクライナにかいらい政権を樹立しようとしている」と、ロシアの工作に強い警戒感を示した。
右派セクターはロシア排斥を訴える民族主義者らが結成。2月のウクライナ政変が銃撃戦に発展するなど過激化した背景には、武装した右派セクターの台頭が指摘されている。襲撃を恐れた東部の親ロシア派勢力は「自衛」を目的に庁舎にバリケードを築き、武装を正当化している。
右派セクターのメンバーは軍を支援するため暫定政権が創設した国家親衛隊として協力している。必要な武器は政府から正式供与されるため、「武器を不法所持している党員はいない」と強調。「不法な武装集団」であることを否定した。(時事)>
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