■米長官にロシア国防相 モスクワ、ワシントン時事
<【モスクワ、ワシントン時事】ショイグ・ロシア国防相は28日、ヘーゲル米国防長官と電話会談し、ウクライナ問題について協議した。ロシア国防省によると、ショイグ国防相は「ウクライナ暫定政権が非武装の住民に軍事力を行使しないと表明した後、(国境付近で演習を行っていた)ロシア軍は基地に戻った」と説明した。
ロシア軍は3月から数万人の兵力を国境付近に集結させている。ウクライナ軍が東部ドネツク州で親ロシア派の強制排除に乗り出したのを受け、ショイグ国防相は24日、対抗措置として軍事演習の開始を発表していた。ただ今回、撤収したとされる兵力の規模は不明。(時事)>
■ロシア国防相「ウクライナへの侵攻ない」
ウクライナ東部で、隣国ロシアが国境付近で大規模な軍事演習を行うなど緊迫した状況が続くなか、ロシアのショイグ国防相はアメリカのヘーゲル国防長官との電話会談で、「ロシア軍が国境を越えてウクライナ東部に侵攻する考えはない」と伝えました。
ウクライナ東部では、親ロシア派の武装集団がヨーロッパの監視団を拘束し、暫定政権による強制排除に対して徹底抗戦する構えを見せているほか、国境付近では隣国ロシアが大規模な軍事演習を行うなど、緊迫した状況が続いています。
こうしたなか、アメリカのヘーゲル国防長官は28日、ロシアのショイグ国防相と電話会談を行いました。
国防総省の発表によりますと、この中でショイグ国防相はヘーゲル長官に対して、「ロシア軍が国境を越えてウクライナに侵攻することはないと保証する」と伝えたということです。
一方、ロシア国防省によりますと、ショイグ国防相は、ロシア軍がウクライナとの国境付近に部隊を展開させている理由について、「ウクライナの暫定政権が東部に軍の部隊を展開し、非武装の市民に攻撃を加えるおそれがあったからだ」と説明し、暫定政権側の対応を批判したということです。
このほか、会談では、ヘーゲル長官が、拘束されている各国の監視団の解放にロシアが影響力を行使するよう求めたのに対して、ショイグ国防相は、アメリカがポーランドなどに部隊を展開していることに懸念を表明したということです。(NHK)>
杜父魚文庫
15890 ウクライナ国境から「ロシア軍撤退」 古澤襄

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