■東京都の舛添知事に続く高村副総裁の訪中
<日本と中国の関係悪化が続くなか、自民党の高村副総裁が、日中友好議員連盟の会長として、来月4日から北京を訪れることについて、中国外務省の報道官は、「日本の与野党を含む各界の人たちが、両国の関係改善に努力するのを歓迎する」と述べました。
自民党の高村副総裁は、超党派の国会議員で作る日中友好議員連盟の会長として、来月4日から6日にかけて、北京を訪れる予定で、滞在中に中国の要人と会談する方向で調整を続けています。
これに関連して、30日に行われた中国外務省の記者会見で、国営の中国中央テレビの記者が、「東京都の舛添知事に続く高村副総裁の訪中は、両国の関係の転換を意味するのか」とただしました。
これに対し、秦剛報道官は、まず、「われわれは、日本が実際の行動によって深刻な障害を取り除き、両国関係が正しい発展の道に戻れるようにすることを求める」と述べ、沖縄県の尖閣諸島や靖国神社を巡る問題で、日本側から歩み寄ることが日中関係改善の前提だとする従来の立場を改めて示しました。
そのうえで、「われわれは、日本の与野党を含む各界の人たちが、両国の関係改善のために、積極的に努力するのを歓迎する」と述べ、高村副総裁の訪中に対しては、歓迎の意を表しました。(NHK)>
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