■ウクライナ東部 欧州安全保障協力機構(OSCE)が発表
<【モスクワ】欧州安全保障協力機構(OSCE)は3日、ウクライナ東部の都市スラビャンスクで先月25日から親ロシア派に拘束されていた同機構の軍事監視団のメンバー7人が解放されたと発表した。
ロシア政府の特使として監視団員らの解放交渉に参加したウラジミール・ルキン氏はロシアの国営通信ノーボスチに対し、ドイツ、デンマーク、ポーランド、チェコ出身の監視団のメンバー7人が3日に解放されたと述べた。この中には通訳1人も含まれている。
監視団のメンバーと一緒に拘束された5人のウクライナの兵士も解放された。1週間前にはスウェーデン人の少佐が健康上の理由から解放されていた。
ルーキン氏は「リストに名前があった12人全員が解放された」と述べ、「自主的な人道的行為」と評価した。さらに、「市の幹部に深く感謝している」と述べた。
スラビャンスクの封鎖を続ける親ロシア派の武装勢力は同市を含むドネツク地方の将来を決める住民投票の実施を要求している。武装勢力の指導者はロシアに同調し、ウクライナの新政権を非難。OSCEの監視団を北大西洋条約機構(NATO)のスパイと主張していた。(米ウォール・ストリート・ジャーナル)>
杜父魚文庫
15952 親ロシア派、OSCE監視団メンバーを解放 古澤襄

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