15975 サウジアラビアでテロリスト容疑者62名を拘束   宮崎正弘

■シリア内戦の余波、政府高官暗殺、外国企業襲撃などテロを計画していた
サウジアラビアのタリク内務大臣は5月6日に記者会見し、テロリストの疑いのある62名を拘束したと発表した。うち59名はサウジアラビア籍だが、のこりはパキスタン、イエーメン、そしてパレスチナ人だった。
かれらは「シリアのアルカィーダ」に武器援助、資金援助などで爆弾製造を側面から支援し、これらの秘密通信をおこなっていたラップトップ・コンピュータなどの証拠品を多数と現金26万ドルを押収した。
サウジ内務省に拠ると数ヶ月の内偵の結果、かれらがサウジ政府高官暗殺、外国企業祝言などのテロを計画していた事実が判明したという。
サウジアラビアのアルカィーダは2003年から06年にかけてアフガニスタン、イラクへ外人部隊として出かけてきたが、サウジの拠点を失い、イエーメンに秘密軍事基地を移動させたと見られていた。
サウジはスンニ派のワッハーブ派が主流だが、シーア派は東海岸に多いとされ、ビンラディンがそうであったようにアルカィーダの戦士はサウジアラビア人が多い。
今回のテロリストの疑いのあるグループはサウジが支援するアッサド(シリア大統領)に反抗する武装集団へ戦士を送り込んできた可能性もあり、世界で孤立してもしぶとく生き残るシリア政府はサウジ、ロシアから相当の支援を受けていることが窺える。
(読者の声1)過日香港で、香港工科大学卒のHK中国人の実業家(珠江地区の8000人ほどの工場の社長)と会った時、面白い事を言っていました。
彼は私同様、前から中国の経済崩壊を唱えていましたが、今回の話は、習主席が就任前1週間ほど所在が判らなかったのは、江沢民の刺客に襲われ怪我をして入院していたからだそうです。
これは確か日本でもそのような憶測記事が出ていたと思いますから目新しいものではないかもしれませんが、面白かったのは江沢民が胡錦濤に刺客を2回差し向けたと言う話です。
胡錦濤がそれに対し、何故黙っているのか知れませんが、習は対抗措置として、江沢民の一の子分の周何がしを事実上逮捕した事が報じられています。
何故、江沢民に直接手を下せないのか判りませんが、彼は江沢民もやられると思うといって言ました。
江沢民は昔、上海で日本の憲兵に犬をけしかけられ、噛まれて以来、極端な反日になったと聞いていますが、習も反日だけは充分真似をしているようです。(和魂洋才)
(宮崎正弘のコメント)そういう情報はいつも流れていて、MH370便も乗客の華為技術のスパイを消すために仕組まれた等と、わけのわからない情報が溢れています。中国で近年、実際の暗殺未遂は朱金容基・元首相で、二回未遂があったようです。
蒋経国はニューヨーク国連総会出席時、プラザホテル玄関で銃撃され、弾が外れて命拾いでしたが、米国在住の亡命作家、江南は台湾情報部が、やくざ竹連幇に命じて暗殺させました。いずれも米国内の事件ですから明るみに出て犯人は逮捕・起訴されています。
中国共産党幹部は厳重な警戒とボディガードに囲まれており、暗殺は不可能に近いと思われます。
江沢民は南京中央大学で日本語を学んでいた。父は日本の特務機関の協力者でした。だから戦後、叔父の戸籍にさっと移し替え、知日派の顔を隠してきた。その複雑に屈折したハンディが、いたずらな反日ポーズを示すことになったのでしょう。
杜父魚文庫

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