16160 中国 日米監視に“不満”噴出?   古澤襄

■憲法に縛られた自衛隊を挑発か
<【ウルムチ(中国西部)=矢板明夫】中国軍機が24日、東シナ海上空で自衛隊機に異常接近したことは、中露の合同軍事演習を監視する自衛隊への不快感を表す示威行動とみられる。中国保守派や軍部は、オバマ米大統領が先の訪日で尖閣諸島(沖縄県石垣市)への日米安全保障条約の適用を明言したことに激しく反発しており、今回の異常接近には、日米連携への不満も背景にあるといえそうだ。
自衛隊に対する中国軍の危険行為はこれまでも繰り返されてきた。
2010年4月、沖縄本島の南方約500キロの太平洋上で訓練していた中国海軍の艦載ヘリコプターが、監視中の海上自衛隊艦船に異常接近する行動を取ったことがあった。13年1月には、中国軍艦船が東シナ海で、海自の護衛艦に向けて射撃管制用レーダーを照射する事件も起きている。
武力衝突につながりかねないこうした挑発行為について、当初は「現場指揮官の暴走」の可能性も指摘されたが、その後、現場指揮官が処分を受けた形跡はなく、いずれも中国共産党中央の指示によるものだったと証言する党高官も現れた。自衛隊が憲法などに縛られ、対抗手段を持っていないことを知った上で、あえて挑発した可能性が高い。
中国軍には、太平洋で新たな航路を開拓して外洋へ勢力を拡張する思惑があると指摘される。
中国海軍のこれまでの主な活動範囲は、1980年代に自ら設定した海上防衛ライン「第1列島線(沖縄・台湾・フィリピンを結ぶ線)」の内側にある。これを突破すれば、直ちに自衛隊や米軍などの監視下に置かれている現状に対し、中国軍の現場サイドは大きな不満をもっているともいわれている。(産経)>
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