16186 ウクライナ ロシア軍事介入のリスク   古澤襄

■民間人の犠牲者増えれば
<[モスクワ 27日 ロイター]ウクライナ軍が同国東部で親ロシア武装勢力の制圧に乗り出している。専門家の間では、ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部への軍事介入を決める可能性は低いが、一度の攻撃で民間人に多数の死者が出た場合、ロシア国内で介入を求める声が高まる可能性があるとの見方が出ている。
プーチン大統領はウクライナとの国境付近から軍を撤退させる意向を表明済み。欧米の対ロ制裁が発動されるなか、ウクライナ政府に対する強硬姿勢を和らげている。
専門家は、プーチン大統領がクリミア併合などこれまでの成果で満足しているのではないかと指摘。ウクライナに軍事介入する可能性は低いとみている。
ウクライナ東部のドネツクでは、前日に続き27日も政府軍と親ロシア派武装勢力との戦闘が続き、親ロシア派勢力50人以上が死亡した。ただ、27日の戦闘を受けて、ロシア軍がウクライナに介入するとの見方は少ない。
ウクライナのアナリスト、ティム・アッシュ氏は「事態を傍観しているだけで、何もしなければ、国内で批判が高まる恐れがある」としたうえで「ただ、ロシアが介入すれば、欧米の追加制裁のリスクが高まる」と述べた。
カーネギー・モスクワ・センターのドミトリー・トレニン氏は「爆撃で多数の民間人が死亡すれば、ロシアにとって空爆や地上軍の侵攻も選択肢になる」とし「プーチン大統領はそうした選択肢を望んでいないだろうが、黙って傍観しているわけにもいかないだろう」との見方を示した。(ロイター)>
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