■与党にも波紋、枠組みに影響か
<日本維新の会が28日、唐突に分党を決定したことは政府・与党にも波紋を広げた。「責任野党」としての維新の存在は公明党への牽制(けんせい)になっていたため、安倍晋三首相側にとって今回の事態は痛手との見方がある。ただ、石原慎太郎共同代表は野党再編志向の橋下徹共同代表(大阪市長)と異なり、自民党寄りの姿勢が強い。石原氏の勢力数によっては政権の枠組みに影響を与える可能性もあり、政府・与党は慎重に推移を見極める構えだ。
自民党の石破茂幹事長は28日、東京都内で記者団に「国家の基本政策は政党を作るときにきちんと整理しておくべきだったのではないか。憲法についての考え方はきちんと一致させなければいけないと、改めて思わされた」と述べた。
自民、公明両党は、集団的自衛権の行使容認をめぐる協議を本格化させている。行使容認に向け憲法解釈変更の閣議決定を目指す自民党と、それに抵抗する公明党。分党決定には、結いの党との共通政策に「自主憲法制定」を盛り込むかどうかで維新内がこじれた事情があるだけに、石破氏は「対岸の火事」とは思えなかったようだ。
ただ、石破氏は石原氏側との連携については「橋下氏につかれる方々、石原氏につかれる方々がどれぐらいの勢力なのか、これから先の推移を見なければ分からない」と明言を避けた。
分党の行方を注視しているのは公明党も同じだ。ある同党議員は、集団的自衛権をめぐる与党協議に与える影響について「(行使容認に向け)自民党の圧力が強まるかもしれない。石原氏らが気持ち悪い存在になる」と語る。
公明党側が懸念しているのは、首相サイドが石原氏の勢力を味方につけ、強気に出ることだ。「連立組み替え」という事態を想定しているのは間違いない。(産経)>
杜父魚文庫
16196 「石原氏らが気持ち悪い存在になる」と公明 古澤襄

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カルト:気持ち悪い存在が気持ち悪い存在って正常って事?