日本維新の会は、党を二つに分ける分党を行うことを正式に決定し、石原、橋下両氏は、それぞれ新党結成に向けた準備を急ぐことにしていますが、党内には態度を決めかねている議員は少なくないとして、働きかけが活発になっています。
日本維新の会は29日夜、石原、橋下両共同代表らが出席して、臨時の執行役員会を開き、党を二つに分ける分党を行うことを正式に決定し、党所属議員62人に対して、石原氏の党と橋下氏の党のどちらに所属するか、来月5日までに意思表示するよう求めることになりました。
これを受けて石原、橋下両氏は、それぞれ新党結成に向けた準備を急ぐことにしています。
このうち、石原氏に近いおよそ10人の議員は29日夜、会合を開いて、石原氏の党に参加することを改めて確認しました。
石原氏には、平沼国会議員団代表ら15人程度の議員が同調する意向を明らかにしています。
会合に出席した議員の1人は「20人規模にまで仲間を増やしたい」という考えを示しました。
一方、橋下氏に近い松野国会議員団幹事長らおよそ30人が開いた会合では、どちらの党に参加すべきか態度を決めかねている議員は少なくないという認識で一致し、個々に働きかけを強めていくことになりました。
会合に出席した議員は30日も集まって、党内情勢を分析することにしています。
維新の会の執行部は「石原氏と橋下氏の2つのグループに分党することを決めたので、それ以外の党を作ることは認められない」としていますが、党内には分党を機にほかの野党との連携の幅を広げたいとして、石原氏と橋下氏の双方に距離を置き新たな政治集団の結成を模索する動きも出ており、党所属議員が意思表示をする期限の来月5日に向けて働きかけが活発になっています。 (NHK)>
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16200 維新分党決定 所属巡る働きかけ活発 古沢襄
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