■2新党、5日に所属議員確定
<分党を決めた日本維新の会は5日、橋下徹、石原慎太郎両共同代表がそれぞれ結成する新党の所属議員を確定させる。衆参計62人のうち、4日までに橋下氏側が38人、石原氏側が22人を固めた。西岡新衆院議員はいずれにも参加せず無所属で活動すると表明した。態度未定の議員2人も5日夕の回答期限までに対応を決める。
石原氏は4日夜、東京都内で記者会見し、新党準備会の設置を発表する。
これに先立ち、「第三の政党」結成を模索していた中田宏衆院議員ら4人が同日、「石原新党」への参加を表明。このうち、上野宏史衆院議員は前橋市で会見し、「数合わせの合流では有権者の理解を得られない」と、橋下氏らが集団的自衛権をめぐる対応で主張の異なる結いの党と合流することを批判した。
これに対し、橋下氏と行動を共にする松井一郎幹事長(大阪府知事)は府庁で記者団に「政策を実現する手段として、少しでも大きなグループをつくらなければならない」と述べ、野党再編を進める方針を強調した。
維新は5月末、結いとの合流を推進する橋下氏と、憲法観の違いを理由に合流に反対した石原氏の対立から分党を決定。「橋下新党」は夏にも結いと合流し、民主党の一部も含め野党勢力の結集を目指している。一方、石原新党は自主憲法制定を旗印に掲げる。維新関係者によると、分党の事務手続きには1~2カ月かかる見通しだという。(時事)>
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