■「敵対行為」したとして 拘束は三人目
<【ソウル】北朝鮮の国営メディアは6日、当局がツアー中に北朝鮮に対する「敵対行為」をした米国市民を拘束したと報じた。報道によると、この男性は4月29日に北朝鮮入りし、まだ調査を受けている。
2文から成る短い声明では男性が犯したとされる罪の内容は明らかにされなかったが、ツアー中に北朝鮮の法規に抵触する行為をした、とされた。
ソウルの米国大使館の広報官はコメントの要請に応じなかった。
逮捕が確認されれば、北朝鮮による米国市民の拘束で分かっているケースとして3人目だ。ツアーの引率者でキリスト教宣教師の韓国系米国人、ケネス・ベさんは1年余り北朝鮮に拘束されている。
4月10日に北朝鮮に入国したマシュー・ミラーさん(24)は査証を破り、「旅行者ではない」と宣言した後で身柄を拘束された。北朝鮮の国営メディアと、ミラーさんの旅行を手配した米ニュージャージー州の代理店ウリ・ツアーズが明らかにした。
ウリ・ツアーズのアンドレア・リー最高経営責任者(CEO)は6日付の電子メールで、ミラーさんはまだ北朝鮮にいるが「健康状態は良好」だと述べた。(米ウォール・ストリート・ジャーナル)>
■北朝鮮が米国人観光客を拘束=3人目
<【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が今年4月29日に観光目的で訪朝した米国人を拘束し、調査していることが分かった。朝鮮中央通信が6日、報じた。
北朝鮮内で拘束されている米国人は3人となり、北朝関係がさらに悪化する見通しとなっている。
同通信は拘束された米国人が滞在中、北朝鮮の法に違反し、観光の目的に合わない行為をしたために該当機関で調査していると説明した。
米国務省当局者は「3人目の米国人が北朝鮮で拘束されたという情報は把握している。海外にいる米国人の安全確保は最優先事項」とコメントした。
米政府は平壌のスウェーデン大使館を通じて男性の解放を求めているものとみられる。
米政府は先月21日(現地時間)、北朝鮮が米国人を拘禁する事例が発生していることを理由に、北朝鮮への旅行を自制するよう6カ月ぶりに通達を出した。男性が拘束されたことと関連し、米国が渡航自制を促した可能性もある。(韓国・聯合)>
杜父魚文庫
16290 北朝鮮、「ツアー中」の米国市民を拘束 古澤襄

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