16296 韓国ＫＢＳ、社長解任を決議　　　古澤襄

■沈没船事故報道で疑惑？
＜韓国の公共放送ＫＢＳの理事会は５日、吉桓永（キルファンヨン）社長の解任を決議した。吉氏は、旅客船セウォル号沈没事故で大統領府の圧力を受け、政府批判を控えるよう現場に指示した疑惑が浮上していた。近く任命者の朴槿恵（パククネ）大統領が解任を承認する見通しだ。
解任決議を受けて、ＫＢＳの労働組合は６日、先月１９日以来続けてきたストを中断した。
ＫＢＳを巡る騒動のきっかけは、ＫＢＳの報道局長（当時）が食事の席で、「セ号事故の被害者数は年間の交通事故死者数と比べれば多くない」と語ったとするネットメディアの報道だ。これに反発した乗客の家族は先月８日、謝罪を求めてＫＢＳに向かい、その後、大統領府前で翌日まで座り込んだ。（読売）＞
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