16390 全ての解析結果「存在を否定」    古澤襄

■STAP共著者の若山照彦山梨大教授
<STAP(スタップ)細胞論文の共著者で、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市)のチームリーダーだった若山照彦山梨大教授が16日、甲府市の同大で記者会見した。若山氏は「STAP細胞があることを示す証拠はなかった。あれば夢の細胞だが、全ての解析結果が否定している」と述べた。
ただ、若山氏は「STAP細胞がないと証明することはできない」とも指摘。「小保方晴子研究ユニットリーダーが実験し、証拠を示すべきだ」と求めた。
若山氏は会見の冒頭、「本当にご迷惑をお掛けし、心からおわびします」と謝罪。STAP細胞に増殖能力を持たせたSTAP幹細胞について、研究室に残っていた分を第三者機関が解析した結果を公表した。
小保方氏は2011年4月から、理研の若山氏の研究室で客員研究員を務めていた。若山氏は自らの不正行為を否定した上で「小保方氏の実験ノートを見ていなかった。(実験データの)ずさんな管理に気づかないといけなかった」と述べた。
若山氏は山梨大に転出したため、理研の処分対象にならないが、理研が小保方氏らの懲戒処分を発表した場合は「自分から山梨大に処分してもらうよう申し出る」と述べた。(時事)>
杜父魚文庫

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