16441 大阪維新3府議が離党届   古澤襄

■都構想で手法に違和感—大阪
大阪府議会最大会派の大阪維新の会・みんなの党都構想推進府議団の3府議が25日、会派離脱届と大阪維新の会への離党届を提出した。
大阪府と大阪市を再編する「大阪都」構想をめぐる維新の手法に違和感を持ったことを理由に挙げている。維新は昨年12月に除名者が出て過半数を割り込んだが、今回の離党で欠員を除く府議会105議席の過半数に5議席足りない48議席となり、都構想の実現はより困難となった。
離党するのは、小林雄志、澤田貞良、堀口和弘の3府議。府庁で会見し「何でもかんでも強引に進めるのは府民のためにならない」(澤田府議)などと説明した。来春の府議選は無所属での立候補を検討しているという。(時事 米ウォール・ストリート・ジャーナル) 
■大阪維新の会:府議3人が離党 都構想「やり方が強引」
大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)の大阪府議3人が25日、離党届と会派離団届を維新府議団に提出した。3人は記者会見し、「大阪都構想は間違っていないが、強引なやり方はできないと思い、飛び出す」と理由を説明した。維新は3人を除名する方針だが、昨年末から計8人の府議が党を離れる事態になった。
離党届を出したのは▽堀口和弘(泉南市)▽澤田貞良(大東市)▽小林雄志(堺市北区)の3府議=いずれも1期目。
維新府議団の今井豊幹事長は記者団に「このタイミングでの離党は都構想つぶしが目的。維新公認で当選したのだから議員辞職すべきだ」と話し、離党届を受理しない考えを示した。
維新は、都構想の制度設計をする法定協議会(委員20人)での議論加速を狙い、週内にも自民など反対派委員の排除を計画しているが、こうした手法に内部から疑問が上がった形になった。
維新府議団は2011年の府議選で単独過半数を獲得したが、造反や離党者が相次いでいる。今回の3人の離党で、議会の過半数53人に対して48人と勢力を減らし、議会運営はさらに厳しくなる。
(毎日)
 
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