16460 自衛隊、発足60年=「軍」への変貌進む   古澤襄

■安倍政権下で役割強化
「専守防衛」を掲げ自衛隊が発足して1日で60年。憲法9条に従い他国攻撃の能力は持たない組織として存続し、最近では災害救助などの分野にも役割を広げてきた。
その自衛隊と同じ1954年生まれの安倍晋三首相は、集団的自衛権の行使を可能にするための憲法解釈変更を主導、その閣議決定も1日に行われる運びだ。首相は「平和国家の歩みは変わらない」と強調するが、自衛隊が「普通の国」の軍隊へ近づくことになる。
菅義偉官房長官は30日の記者会見で、自衛隊の現状について「高く評価される存在になってきている」と強調。「時代の変遷の中で自衛隊の役割も変わってきている」と述べた。(時事・米ウォール・ストリート・ジャーナル)
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