■政府、災害救援や訓練で
日本とオーストラリア両政府が、自衛隊と豪州軍のそれぞれの国での活動を受け入れやすくする協定の締結を検討していることが4日、明らかになった。
災害救援や共同訓練などの機会を増やす狙いがあり、「訪問部隊地位協定」(VFA※)を締結する案が有力だ。豪州を訪問する安倍首相は8日に日豪首脳会談を行い、協定締結に向けた協議開始を念頭に、両国の安全保障協力の強化を盛り込んだ共同文書を発表する。
外国軍の日本での活動を念頭に置いた協定には、日米安全保障条約に基づく日米地位協定や国連軍地位協定がある。VFAは、軍の長期的な駐留を前提とした地位協定と異なり、お互いの国で一時的に活動する際の法的な問題を事前に解消しておくもので、日本はこれまで締結したことはない。(読売)
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