■週内にも「守る会」に
群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」の朝鮮人追悼碑をめぐり、設置者の「追悼碑を守る会」が集会で日本政府を批判する発言をしていた問題で、県が守る会に対し、碑を自主的に公園の外に移転するよう要請する方針を固めたことが5日、分かった。今週中にも守る会に伝える。
碑の設置許可期限はすでに今年1月末で切れており、同会が要請を受け入れて自主移転しなければ、県は許可を更新しない判断を下すとみられる。
追悼碑は平成16年に「政治的行事および管理を行わない」などの条件付きで県が設置を許可。しかし、同会は24年まで毎年、碑の前で集会を開き、政府を非難する発言を繰り返した。県議会には設置許可取り消しを求める請願が県内団体などから3件提出され、今年6月の本会議でいずれも賛成多数で採択されていた。
大沢正明知事は採択後、記者団に「県民の憩いの場である公園にあるべき施設なのかどうか問題がある」との認識を示し、今月2日の定例記者会見では「やみくもに議論を長引かせるつもりはない」と述べ、早期に最終判断を下す考えを示している。
一方、守る会は今年5月に「不適切な発言があった。今後は追悼に徹する」などとする文書を県に提出し、設置許可の更新を求めている。(産経)
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