16663 ロシア国防省、ウクライナ戦闘機の撃墜を否定    古澤襄

【モスクワ】ロシア国防省はウクライナ軍の戦闘機2機がロシア領からの攻撃で撃墜されたとの主張を否定した。
被害に遭ったのはスホイ25(Su-25)ジェット機で、親ロシア派が支配するウクライナ東部で23日に撃ち落とされた。これは17日にマレーシア航空17便が墜落した現場の近く。ウクライナ当局によると、戦闘機を狙ったミサイルは国境のロシア側から発射された可能性が高いという。
激しい戦闘が続くロシアとウクライナの国境付近では、親ロシア派が肩撃ち式のロケットランチャーで戦闘機2機を撃墜したと主張。ただ、ウクライナの国家安全保障・国防会議によると、戦闘機は高度5200メートル近辺を飛行しており、肩撃ち式ロケットが届く距離ではないため、より高度な武器システムが利用された可能性があるという。
ロシア国防省の関係者は24日、ロシアからミサイルが発射されたとの主張に対し「空想だ」と切り捨てた。
ロシアのインタファクス通信は匿名の関係者の言葉を引用し、「一般大衆の誤解を招き、マレーシア航空ボーイング777型機の惨事から目をそらすため、キエフの当局者がでっち上げた空想だ」と報じた。(米ウォール・ストリート・ジャーナル)
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